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蕨市環境審議会開かれる

蕨市環境審議会が開かれ、
路上喫煙防止で意見交換


 蕨市環境審議会が十一月三十日に開かれ、(仮称)「蕨市路上喫煙の防止等に関する条例」の制定について意見交換しました。
 路上喫煙については、タバコの火が子どもの顔に触れる事故が起きていることや、ポイ捨てが環境を損ねること等から、何らかの対策を求める声が強くなってきました。
 県内の自治体では、川口市が「川口市路上喫煙の防止等に関する条例」を二〇〇五年五月一日から施行したのを始め、所沢市、朝霞市、和光市、新座市、志木市などが今年度施行しています。
 蕨市では、〇七年三月定例市議会に条例案を提出する準備が担当課で行われています。その条例案の骨子が今回の環境審議会に報告され、委員から意見が出されました。意見が分かれたもの、または検討を要するものとしては、@学校や公民館は全面禁煙となっており、教師等は路上で喫煙しているが、路上も禁煙になったら吸う場がなくなること、A路上等の一部を喫煙禁止にし、他は路上喫煙の防止に努めるという内容にするか、又は市内全域の路上等を喫煙禁止にするかということ、B喫煙禁止区域で喫煙した人に罰則(違反者から過料二千円を徴収すると定めた市もある)を設けるか、又は設けないかということ、です。
 次回の環境審議会は〇七年一月末頃に開催される予定であり、そこに事務局から条例案素案が示されて審議し、市議会に提出する条例案が作られます。
 環境審議会は十三名の委員で構成されています。市議会からは三常任委員会の委員長が委員になっており、日本共産党の志村茂議員も委員になっています。条例に関する意見をお寄せください。