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国保税値上げ中止では大きな成果、くらしと命をおびやかす動きには引き続き批判を - 社会保障の会が総会

あいさつする頼高氏(左)
あいさつする頼高氏(左)
社会保障をよくする蕨の会は6日、07年の総会を行ないました。冒頭あいさつで石川保会長は、昨年の国民健康保険税の値上げ反対行動を総括。最終的には5043筆の署名が集まり、市民に支持される活動で大きな成果をおさめたと報告しました。一方、国保税値上げを折り込んだ、市長の行政経営戦略プランは見直されないので、今度の蕨の選挙がいっそう重要になると訴えました。

次いで、フレッシュみんなの会代表委員のよりたか英雄氏が来賓あいさつ(写真)。市民への負担増計画にストップをかけて、介護保険料で独自減免制度を実施するなど、日本一あたたかい市政を実現したいと述べました。

自由討議では障害者自立支援法の問題点に議論が集中。日本共産党代表として参加した志村しげる議員が、3日に行なわれたシンポジウム(日本共産党県委員会主催)にもふれて報告。政府が利用者負担上限額を4月から下げる事は運動の成果。しかし障害者施設の報酬が日割り計算になったことで、収入が2割も減った施設があり、職員の人件費にしわ寄せがくる実態などが説明されました。他の団体も、施設の収入を伸ばすために、本来障害者の訓練として実施している事業に健常者を雇っている例があり、障害者福祉施設としての矛盾だと述べました。

医療生協の代表からは、後期高齢者医療制度が08年4月から始まる事にともない、75歳以上の無料健康診断から、コストがかかるレントゲン検査を削除する動きもあると指摘、制度を監視しなければならないと訴えました。

総会では、昨年の活動報告と決算・新年度方針と新役員・会費などの規約改正、今年の蕨市長選挙に、よりたか英雄氏を推薦する事をそれぞれ承認しました。