みんなでつくろう安心して生きられる世界を
埼玉の戦争展
2007平和のための埼玉の戦争展が、7月26日から30日までJR浦和駅西口前コルソ7階ホールで開かれました。
24回目となる今年の戦争展のテーマは「みんなでつくろう安心して生きられる世界を」。憲法9条を変えて戦争する国づくりを進める動きが強まる一方、武力によらない平和を実現しようとする国内外の流れもわかる展示になっていました。
「現代の戦争と日本」のコーナーではアメリカの世界戦略に自衛隊も加わろうとしていることを図に示して説明。政府が導入を進めているミサイル迎撃システム(PAC3)の問題点が一目でわかる模型や、日本の年間軍事費5兆円が実感できる札束の模型も展示されていました。「従軍慰安婦」問題など日本の侵略戦争の加害責任を問うものや、久間前防衛相の「原爆投下はしょうがない」発言の背景にある日本政府の核兵器廃絶に対する姿勢など、ホットニュースも取り上げました。
「鉄の造形作家」武田美通さんの特別作品展「戦死者たちからのメッセージ」も目玉となりました。
毎年、目を引く広島・長崎の原爆の実相コーナーでは蕨市在住の服部道子さんが当時の状況を学生さん達に一生懸命語り伝える姿が印象に残りました.
|