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塩川衆院議員が頼高市長を表敬訪問

塩川衆院議員が頼高市長を表敬訪問し、懇談

 塩川鉄也衆院議員は1月7日、頼高英雄市長を表敬訪問し、国への要望を聞いて懇談しました。
 国から地方に交付される地方交付税について頼高市長は、「多いときは30億円きていたが今は半分以下になっている。政府は、国が進める施策について財源を地方交付税で措置したとよく言うが、交付税は減っているので実質市の負担が増えている。市長会でも国への批判で盛り上がる」と述べました。
 後期高齢者医療制度については、「この制度は大問題。老人保健制度への拠出金は減るが、それを差し引いても2億円程度市の負担が増える。高齢者も負担が増えるので、国は負担が減るのではないか」との見解を述べました。
 塩川議員は、「都市と地方の格差が言われる。国は都市の税をとって地方へ回す調整は行うが、国がお金を出すわけではない」と政府の姿勢を批判。昨年末に国が策定した「公立病院改革ガイドライン」について、市長の考えを聞きました。
 頼高市長は、「市立病院のベッド利用率は6割を切った。常勤医師が減っているため入院患者をとれない。医師の報酬を300万円アップして、常勤医師が二人見つかった。来年の今頃までに市立病院の在り方を考えるが、公立病院ならではの在り方があるのではないかと検討している」と述べ、常勤医師が不足しているのが問題だと話しました。
 塩川議員は、「ガイドラインは医師を確保するものになっていない」と、政府の姿勢を批判しました。
 最後に頼高市長から、「国に要望がある。区画整理の見直しが大きな課題になっているが、今の法律には白紙に戻す手続きがない。県は、代わりの計画を作らなければ規制を外すのはだめだという。住んでいる人は家の建て替えが自由にできないので困っている。なんとかならないか」との要望が出されました。
 塩川議員は、「調べてみる」と答えました。
 この懇談に党蕨市議団から志村茂、梶原秀明両議員が同席しました。