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沖縄を映像で考える
わらび9条の会が学習会

「憲法を沖縄から考える」と題してのつどいが、2月23日わらび9条の会主催で開かれました。会では「2007年9月29日沖縄11万人集会」の映画を鑑賞。
昨年文科省は教科書検定で「第二次大戦・沖縄戦での集団自決に日本軍の強制があったとする記述は正しくない」という主旨の意見をつけましたがこれに抗議する集会の映像がこれ。
 「おじい・おばあがうそをついているといいたいのか?『戦陣訓』などで捕虜となるより死ぬことを教育された村民に手りゅう弾が日本軍から配られたからこそ集団自決が起こった。私たちは本当の歴史を学びたい」と訴える高校生、渡嘉敷での集団自決の生々しい証言者の話は強く心を打つものでした。他に「高江・ヘリパット米軍基地建設阻止」「辺野古米軍基地反対」運動の映像も鑑賞。その後の交流の中で「イージス艦あたごの事件をみても、沖縄・関東・わらび、日本中どこも戦争の中にあるように感じる。」「人民のための政治とは全く逆のことが行われている実態を痛感した」など怒りの声が相次ぎました。
 講師の元琉球新報記者・近田洋一さんは「憲法9条は暴力からの解放宣言。微々たる力でも皆で共同して守っていこう」と結びました。(N)