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蕨市国保の資格証明書発行はゼロ

4月1日発行の国民健康保険証で
蕨市の資格証明書発行はゼロ
―医者にかかりにくい状況を改善―

 国の法律改悪を受けて蕨市では、国保税を1年以上滞納していて納税相談に来ない人に正規の保険証を発行せず、医療機関で医療費10割(正規の保険証は3割)を払わなければ診療してもらえない「資格証明書」の発行がされるようになっていました(蕨市の発行件数は県内で3番目。4割以上の自治体が発行数ゼロ)。
資格証明書が発行された人の多くはお金がないため、体の具合が悪くなっても10割の医療費が払えないからと、医者に行かずに我慢してしまう傾向があり、受診率は正規の保険証の人の51分の1の低さという結果(保険医協会調べ)が出ています。
こうしたことから日本共産党蕨市議団や市内の民主団体は、資格証の発行をやめるべきだと前市長に要望してきましたが、改善されませんでした。それが頼高市長になって、日本共産党などの要望にもとづき、4月1日発行の保険証から資格証の発行をやめました。これは、市民の命と健康を守るうえで大きな改善です。