蕨市の自治体キャラバンは5月29日 - 社保協の全県代表会議開く
埼玉県社会保障推進協議会(神谷稔会長)は、18日午後、浦和区内で代表者会議を開催。5月20日から29日まで行なう自治体要請キャラバンについて議論し、蕨から、社会保障をよくする蕨の会の石川会長が出席しました。
蕨市への要請キャラバンは5月29日午前10時から行なわれます。懇談事項は、@介護保険A医療保険B国民健康保険C障害者福祉D子育てE最低生活保障の6テーマです。
今年は、4月から後期高齢者医療制度が始まり、これに議論が集中しました。相談窓口である市町村の対応、保養所利用助成などが受けられなくなった問題、保険料減免の不十分さ、健康診査の内容がここ数年変化している問題などが話し合われました。
その他の分野では、県内の国保税額の動向(値上げ22、値下げ6、据え置き31、その他・不明11)、障害者と介護の施設の人件費が安く人員不足が深刻なこと、保育園の待機児童、生活保護の窓口対応などが話し合われました。
会議の冒頭、県広域連合の加川議員(さいたま市議・日本共産党)が、保険証が届かない事態が、全県で1083件(4月17日現在)あったこと(うち蕨市は3件)、埼玉県医師会が「包括制(医療費の定額制)は医療制限につながるので反対」との声明を3日に出したことなど紹介し、後期高齢者医療制度は廃止に向けて世論を強めようと呼びかけました。
蕨の会の石川さんは「要請キャラバンに向け5月20日に代表者会議に開き、懇談項目を検討するので、多くの方に参加してほしい」と話しています。
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