自衛隊海外派兵恒久法について学習会
〜改憲阻止・9条を守るたたかいのいっそうの前進を〜
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講演する埼玉県平和委員会
事務局長佐々木利雄氏 |
4月26日(土)夜、旭町公民館においてわらび平和を守る会が主催する学習会が行われました。
福田内閣は1月の国会で自衛隊を海外派兵する「一般法」(恒久法)の検討を進めると明言しました。3月下旬には、この法案を今国会で審議をはじめ、秋の臨時国会で本格審議をすすめ来年1月の「新テロ特措法」の期限切れを念頭に置きながら年内に成立を目指す考えを示しています。この法案は憲法9条を否定し、海外での武力行使に道を開くものです。この法案の内容と危険性を学んで、力にしようと学習会が企画されました。講師は、埼玉県平和委員会事務局長の佐々木敏雄氏で、「自衛隊海外派兵恒久法について」のお話がされました。
佐々木氏は、前段では名古屋高裁の「航空自衛隊のイラク派兵」に違憲判決を力に「恒久法」成立阻止の取り組みをすすめようと述べられ、恒久法案作成の動きが紹介。非常手段で成立させた「新テロ特措法」は効力が1年で切れるので、有効期限を設けず、活動する地域・目的を限定せず自衛隊を海外派兵させるための法整備を行おうとしていること。自民党の「国際平和協力法案」と民主党の「テロ特別措置法案」から、武器使用の要件緩和や出動要件の拡大・緩和などをすすめようとする危険な流れを見ました。最後に、日本が国際平和のためになすべきことは、武力攻撃をやめるよう毅然としてアメリカに要求し、話し合いをすすめる外交交努力こそ求められている事が話されました。また、イージス艦訓練にミサイル1発20億円が使われているという話には会場からため息がもれました。
講演後は参加者から、「戦争の恐ろしさを知っているのになぜこんなものを作るのか信じられない」「思いやる相手がちがう」など活発に意見や感想が出されました。
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