蕨市立病院改革懇談会開催
蕨市立病院のあり方について市民等による「懇談会」開催
政府による医療費抑制政策によって、自治体病院の大半が赤字経営に陥っています。蕨市立病院も2005年度にわずかですが赤字になり、06年度は1億7700万円の赤字になりました。黒字経営のときに貯めた余剰金が約6億円ありましたから、すぐに経営が危機的状況になるということはありませんが、今のうちに将来の病院経営のあり方について検討することになりました。
そこで、まず市民等から意見を聞こうということで、「蕨市立病院経営改革プラン懇談会」が委員15人で設置されました。08年2月から毎月1回程度「懇談会」を開催し、11月に「今後の病院経営の方向性についての提言」をまとめる予定になっています。その「懇談会」で出された意見や「提言書」を参考にして、病院職員による「院内経営改革会議」で議論し、09年3月に「蕨市立病院経営改革プラン本計画」を策定することになっています。
「懇談会」の内容やそこに出された資料の大部分は蕨市立病院のホームページから見ることができます。第3回の「懇談会」は4月22日に開催され、第4回目は5月13日に開催されます。傍聴もできますが人数に制限がありますので、事前に病院事務局に問い合わせたほうがいいです。
今後の病院経営の方向性の選択肢は、@現在の公設直営型A地方公営企業法の全部適用型B地方独立行政法人化C指定管理者制度の導入D民間に譲渡E病院を廃止、まで色々ありますので、市民として関心を持たざるを得ません。
日本共産党の現在の考え方は「@の公設直営を継続し、その中で患者本位の改革を進める」というものです。皆さんの意見、質問を日本共産党蕨市議団までお寄せください。
なお、日本共産党は政府に対して、@医療費抑制政策をやめることA自治体病院が公的医療機関としての役割を果たせるように財政措置を含めた自治体支援を強めること、を強く求めていきます。