蕨駅西口再開発(七番街区)工事 安全対策などで蕨市の対応求める
日本共産党蕨市議団が申し入れ
蕨駅西口再開発(七番街区)で工事が本格的に始められています。それにともない、南側から線路沿いに蕨駅に向かうのに迂回しなければならないことや、多数の大型車両の出入り(掘削時には一日に100台、生コン打設日には一日に50〜90台)があるため安全上や騒音・振動などの問題があることなどが懸念されています。また、住民説明会の後の党市議団の調査を通じて、大型のトレーラーが比較的狭い道路を通ることになっていることも明らかになっています。
こうした状況を受けて、日本共産党蕨市議団では蕨市に対して、@安全対策の実施を再開発組合・工事業者に申し入れること、A歩行者や自転車駐車場契約者、通学で近隣を通る児童・生徒などに周知したり歩道を車道から分離するなどの対策を取ること、B工事車両が通るルートの道路の強度や振動などを調査して対策を講ずること、C市民の相談窓口を設けること、の4点にわたる申し入れを行いました。
対応した市街地開発室の安斎次長は、これまでに行われてきた党議員からの申し入れに応えて、すでに、一部の道路の補修を行ったこと、安全対策上の申し入れを施工業者や組合に対して行っていることなどを回答。さらに、今回要望した具体的な事項については、今後、市長や部長とも相談し、各担当課で検討すると話しました。一方、一般質問で求めていた南側から蕨駅西口への通路を敷地内に確保することについては、安全上の問題で不可能との回答が業者よりされていて、現時点では同様の見解を持っていることも説明がありました。
高さ100メートルのビルを建設する蕨市内ではあまり経験のない大型工事であり今後も様々な影響が懸念されます。党市議団では今後も近隣住民など市民の要望を聞きながら対応していくことにしています。
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