若者を使い捨てにする働き方は許せない。世界一の学費を軽減しよう。- 青年キャラバン隊が蕨で宣伝
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訴えるあやべ澄子氏 |
5月18日午後、日本共産党蕨戸田青年支部と同地区委員会は、蕨駅西口で1時間半にわたり宣伝行動をしました。党員や青年後援会員など27人が参加、日本共産党蕨市議団の鈴木さとし・かじわら秀明両市議もマイクから訴えました。
あやべ澄子衆議院北関東比例ブロック予定候補が、青年問題の解決に向けた共産党の政策を紹介。あやべ氏は冒頭、千葉県立高校で、入学金未納の生徒を入学式に出席させなかった例をあげ、教育の機会均等が踏みにじられていること、教育にかける日本政府のお金が先進国と比べ異常に低い実態を告白し、政治の責任を求めました。さらに、若者を中心とする派遣労働の問題に言及。「日雇い派遣は、人間を消耗品のように使い捨てにしている。これを禁止して、人間らしく働ける労働条件と給料を保証させよう」と呼びかけました。
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蕨初登場の「日本をかえる君」 |
あやべ氏の演説に先立ち、2月8日の志位委員長の国会質問をビデオで放映。20才代の若者を中心に大きな反響があり、用意した新聞赤旗号外「「ハケン」の気持ち」約450枚がなくなりました。大型宣伝カーからは蕨市在住の青年労働者が、自身の派遣労働の実態を紹介しながら、若者の暮らしをよくするには、この党を伸ばすしかないと、共産党への期待を述べました。
おりしもマスコミでは、党員作家で戦時中に特高警察に虐殺された小林多喜二の「蟹工船」が、若者に売れている状況が紹介されています。19日付朝日新聞では「戦前の北洋漁業の労働者の悲惨を描いた傑作である。(この)物語は、派遣会社からケータイで呼び出されて日雇いで働くロスジェネ世代にそっくりらしい」と紹介しています。5月下旬に出る新雑誌「超左翼マガジン ロスジェネ」の編集長の言葉も紹介。「冷戦が終わったとき、階級闘争は終わった、マルクスは死んだなどという議論がはやったけど、とんでもないね。時代時代の貧困が生み出されていますからね」。若者の雇用問題とマルクスの接近がここにも見られます。
宣伝行動では、「労働相談コーナー」も設置し、仕事の悩みはいっしょに解決しようと、呼びかけました。また、「学費の負担軽減と大学予算の増額を求める署名」が51筆、同時に実施したミャンマー被災・中国四川大地震復興募金として、合わせて1万1012円が寄せられました。
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