社保協の要請キャラバンが行なわれる - うば捨て制度の廃止へ蕨市もともに運動してほしい - 滞納者の相談あれば通常国保証を発行すると市側表明
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あいさつする石川会長 |
埼玉県社会保障推進協議会(社保協)は5月29日、蕨市あてに自治体要請キャラバンを実施しました。県要請団と社会保障をよくする蕨の会(石川保会長)の参加団体から、14団体30人が参加しました。日本共産党市議団からは全議員が出席しました。主な質疑応答は次のとおりです。
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市側となごやかに懇談 |
(1)介護保険制度
【質】保険料負担の軽減を求める。
【答】特別の理由がある人への減免を受け付けている。一人で悩まないで窓口で相談してほしい。
【質】地域包括支援センターは市民になじみが薄いのではないか。
【答】きめ細かに対応している。さらに周知したい。
(2)医療保険制度
【質】後期高齢者医療制度ではどんな声が出ているか。
【答】カードも文字も小さくわかりづらい、保険料が高くなった、年金からの天引きに納得いかない、などの声が多い。
【質】75才以上の@健康診査は。Aドッグ検診などへ補助をしてほしい。
【答】@7月から10月に実施。個人負担8百円。非課税世帯は無料を予定する。A検討したい。
【質】後期高齢者医療制度は、年齢差別という点で憲法違反だ。市も意見を言って、廃止に向けてともに運動してほしい。
【答】市長会などで意見表明していく。
(3)国民健康保険制度
【質】資格証発行がゼロになったのは評価できる。
【答】資格証から6ヶ月の短期保険証に394件切り替わった。相談ができれば通常の保険証にするよう考えている。制裁措置はしないで窓口相談を増やしたい。
【質】(お金をかけない健康づくりもいいが)お金をかけて医療費を減らす方法も研究してほしい。
【答】30才台の検診を市独自の努力でやっている。
(4)障害者福祉について
【質】施設の人材不足の解消をはかってほしい。
【答】深刻な事態と認識している。国に要望している。
【質】地域生活支援事業が4月から改善された。
【答】一覧表をつくりわかりやすくした。
(5)子育て・保育問題
【質】今後の取り組みは。
【答】2005年度から5カ年の次世代育成支援計画を実施中、これが子育て支援の中心。
【質】子ども医療費の無料化をさらに拡大してほしい。
【答】市長のマニフェストであり拡大する方向だ。
(6)最低生活保障問題
【質】北九州の餓死問題では福祉の責任者が処分を受けた。生活保護費の引き下げは命に関わる。セーフティネットに空いている穴をふさぐよう努力してほしい。
移送費問題の認識は。
【答】関東8都県市の申し合わせで、移送費削減すべきとの厚労省見解どおりの実施はできないとの感触を得ている。
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