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核兵器廃絶に願いをこめ
第43回わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭

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1945年8月、広島・長崎に原爆が投下され、2つの都市は壊滅し、約21万人もの尊い命を奪われました。被爆63年目の8月6日(水)、午前8時から長泉院(おしゃみ)において第43回目となる原爆死没者慰霊鐘つき祭が開かれ、65名の市民が集いました。  
開会では、主催者の原水爆禁止蕨市協議会の炭谷巴之助会長は、「43年前に被爆者の願いを大きく広げようとの思いをこめ鐘つきがはじめられた。みんなの力で続けらてきた。一人ひとりが核兵器なくそうの願いをこめた慰霊祭にしたい」と挨拶しました。続いて、頼高英雄蕨市長が挨拶し、「継続は力なり。草の根からのみなさんの活動があってこそ続けられている。蕨市では平和都市宣言で核兵器廃絶を求めており、平和と核兵器廃絶を求めて、草の根の運動と力をあわせて一緒にがんばりたい」と述べました。
広島で被爆した市内在住の服部道子さんも参加し、「もっと生きたかったはずなのに殺された人たちに代わって、命あるかぎり、あの日の惨劇を若者に一人でも多く語り継ぎ、核兵器廃絶を訴えていきたい」と挨拶しました。
原爆投下の8時15分に市のサイレンに合わせて参加者は黙祷し、その後、それぞれが鐘つきを行い、被爆者の冥福を祈りました。日本共産党蕨市議団も全員参加しました