11年ぶりに復活したわらび母親大会
120名超の市民が環境対策について学ぶ
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第30回わらび母親大会の
ようす |
8月24日(日)市民会館101室において、第30回わらび母親大会が開かれました。蕨での母親大会は、29回目が1997年でしたので、まさに11年ぶりの復活となり、120名を超える市民が集いました。
大会のテーマは「知って る?やってる?温暖化対策〜いま私たちにできること〜」で、午前中には映画「不都合な真実」が上映されました。昼食休憩では、地元商店のお弁当販売、リサイクル手作り品や、産直野菜の販売が行われ、午後の部では、新日本婦人の会蕨支部のフラダンスに、埼玉土建主婦の会の後期高齢者医療制度廃止を求める寸劇など多彩な催しが行われました。
小宮富美子大会実行委員長の挨拶では、「多くの人の力で30回目を開催することが出来ました。以前として、女性とこどもをとりまく環境は変化しつつも決して安心できる状況ではない。私たちに何ができるのか手探りで考えていきましょう」と述べました。頼高英雄蕨市長もかけつけ、「蕨市としても環境問題については大いに取り組んでいきたい。草の根から自分たちで今できることからはじめていこう。」と挨拶しました。
講演会にうつり、「ライフスタイルを見直し温暖化防止・環境を考える」と題して、自治体問題研究所・ゴミ環境研究会の木村芳裕氏が講演しました。木村氏は、久喜宮代衛生組合職員を退職され、ゴミの現場から環境問題の実態を話されました。クイズ形式で二酸化炭素の量を考えたり、温暖化問題や生態系の破壊について話され、2つの環境問題をクリアするためには消費者として何ができるか考えました。本当に必要なものだけを買い、大切に使いゴミを出さないこと。また、個人の責任だけでは減らせる量はわずかなので、主権者として政治に影響力を持つこと。日本は循環がよく恵まれた国であるので、日本らしく暮らしていける可能性があると話されました。
その後、各団体のとりくみについて報告が行われました。小宮実行委員長の最後のまとめでは、「なぜ環境問題に取り組むのかみんなで納得してとりくみを広げていきたい。今後、行政に対して課題などをまとめていきたい」と述べられ、大会は閉会となりました。
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