志位委員長迎え街頭演説会 - 大宮駅5000人 - 市内各地でも議員などが宣伝
日本共産党の志位委員長は9月16日、大宮駅前で街頭演説を行ないました。予定の午後6時の30分前から人垣ができ、21歳の女子学生は「初めて共産党の演説を聞きます。ちょっとドキドキ」と言っていました。
志位委員長は、国民が解決を願っているどんな問題でも、根っこには異常な財界中心とアメリカ言いなり政治のゆがみがあると力説。「日本共産党を伸ばしてこそ、暮らしを守る一番の力になります」と訴えました。
働く貧困層の問題では、独自に調査したキャノンの地方工場の派遣労働現場を紹介。4割は派遣会社にピンはねされ手元には10数万円の給料。労働者は薄いベニヤ板で仕切られた部屋に3人押し込められ、1人のスペースはわずか3畳。それでも寮費・電気代・水道代・テレビ使用料・冷蔵庫使用料・ふとん代を差し引かれ、手元には10万円も残らない。まわりは田んぼばかりでコンビニも無いから、派遣会社が経営する売店でひどく高額なティッシュやトランクスを買わされ、ここでもしぼりとられます。
こんな使い捨て労働の震源地は財界です。1995年に当時の日経連が「新時代の日本的経営」を発表、ここで労働者を3層に分けて一番下に使い捨て労働をつくる号令をかけたのが始まりです。
派遣労働問題も、後期高齢者医療制度問題も、その仕組みがつくられる過程で、日本共産党だけが最初から反対を貫けたのは、「財界の横暴勝手とたたかいぬける政党だからです」と、志位氏は述べ、総選挙で政治の中身を変えることを訴えました。最後に志位委員長は、「がんばりぬけば前進・躍進できるチャンス。自らの力で風を起こして勝利したい」と決意を述べると10分間も拍手と声援が続きました。
【動画サイトでも日本共産党に大注目】
インターネット動画サイト、ユーチューブでも日本共産党に期待が寄せられています。「日本の政党」というコーナーに、各政党の動画を何回視聴したかが表示されています。第1位は総裁選の大騒ぎの影響でしょう、自民党で20万4千回です。ついで日本共産党、13万3千回。以下、社民党6万8千回、民主党4万3千回、公明党4万2千回などです(9月20日現在)。特に、党創立86周年記念講演会の動画「正義と道理に立つものは未来に生きる」(演者・志位委員長)は大人気です。
【蕨市内でも宣伝行動】
日本共産党の4人の市議は、9月定例市議会の中でも地域行動を強めています。福田首相が辞意表明した翌日の2日は、早朝の流し宣伝を梶原市議が敢行。6日は鈴木・山脇両市議が各地で宣伝。7日は塚越両支部が23カ所で演説しました。
13日から15日の連休は、4市議が住民とともに、新しいポスターを張りながら、53カ所で演説。18日は梶原市議と塚越東支部が流し宣伝。19日は夜6時から駅東西口で宣伝、志村・鈴木・梶原各市議と2支部で1時間訴えました。20・21日には志村・山脇・鈴木各議員が各地域で演説、22日は北町支部が宣伝、23日以降も各地で続いています。宣伝と並行し対話活動も強めています。20・21日には梶原・鈴木両市議が支部とともに、それぞれ数十軒対話しました。
この間の特徴は日本共産党への期待と共感が高まっていることです。鈴木議員の商店街での宣伝では、携帯電話中の20代男性が「あ、共産党だ。ビラもらっていく」とチラシを受け取り、19日の駅頭宣伝では、派遣労働問題と「蟹工船」をからめて梶原市議が話していると、21日の映画「蟹工船」を見たいとの問合せが2件ありました。面識のない人が「がんばって」と、声をかけていく例も目立ちます。「後期医療には納得できない」「(北関東2議席目標は少ない)もっととれ」の声もあがりました。
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