蕨駅エレベーター 蕨市とJR東日本が覚書を締結
‘09年度に西口・改札内、 ‘10年度に東口の設置に向け、
蕨市とJR東日本が覚書を締結
設計業者も決定
多くの市民・蕨駅利用者が待ち望む蕨駅へのエレベーター設置については、’09年度に西口と改札内、'10年度には東口での工事・供用開始を目指して取り組みがすすめられています。
9月定例市議会で頼高英雄市長は、去る6月25日にJR東日本と設置の実施主体や費用負担、設置後の保守・管理に関する覚え額を締結したこと、9月中に設計業者を決定し発注する予定であることなどを報告しました。
覚書の主な内容は以下の通りです。
○蕨駅バリアフリー設備整備ために蕨市(甲)とJR東日本(乙)は相互に協力する。
○改札内のエレベーターは乙が設計・施工し費用を負担する。工事費の一部については甲が補助金交付要綱に基づき負担する(県が負担する1500万円を含めて3000万円が上限と説明されている)。
○西口については甲が設計・施工し、設計費を負担。工事費は甲が3分の2、乙が3分の1を負担する。
○東口は甲が設計・施工し、費用を負担する。
また、設計業者は、9月29日に一般競争入札が行われ、兜ス安設計埼玉支店に決定。落札金額は、予算額1919万円を大幅に下回る1200万円でした。
前市長のもとで進まなかった蕨駅へのエレベーター設置が、頼高市長のもとで実現に向かっていること自体が大きな成果ですが、覚書で改札外への設置にJRが工事費用を負担するとされたこと、設計業者の決定を一般競争入札で行いJR関連以外の業者が落札したことは、他ではあまり例がなく、画期的な内容です。
市民の会が市長と懇談
10月2日の市長面会日に、蕨駅にエレベーター設置を求める市民の会の役員が市長を訪問しました。市長からこの間の経過などが話されると、参加者
からは、それぞれ感謝と今後の取り組みへの激励が述べられました。また、「他駅のエレベーターでは、外の出入口に屋根がない場合もあり、雨天時など混雑している。蕨駅では屋根も設置してほしい」といった要望も語られ、市長は検討することを約束しました。