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小中学校適正規模化について陸前高田市を行政視察
市議団視察報告@

中里長門陸前高田市長と懇談する日本共産党蕨市議団
中里長門陸前高田市長と懇談する
日本共産党蕨市議団
 3月26・27日に、日本共産党蕨市議団では、岩手県陸前高田市において、小中学校適正規模化について、気仙沼市において、市立病院の運営について視察してきました。

 3月26日は岩手県陸前高田市を訪れました。陸前高田市は面積232qに人口2万4千人強の市です。ここに小学校11校、中学校7校ありますが、少子化による児童・生徒数の減少に伴って教育環境の整備の観点から統合を視野に入れた小中学校適正規模化の推進が進められるようになりました。推進にあたっては、小学校で4校ある複式学級の解消と、中学校における1学年2学級以上(6校該当)となる教育環境の整備が目標となっています。昨年度は、PTA毎に懇談会を実施、PTAによるアンケート調査の実施、適正規模化検討委員会及び専門部会の開催が行われました。委員会から小中学校ともに2つのシュミレーションが提案されており、今後はシュミレーションに基いて地域説明会や推進計画の策定が行われるとのことでした。
教育委員会が、1つのみのシュミレーションではなく、2つの統合シュミレーションを提案することによって地域に押し付けるのではなく選択してもらいよく協議していただきたいという姿勢や、広い山間部に位置し昔からの地域の学校としての拠点をなくすことに抵抗のある高齢者の方にもよく説明をして理解していただくことが必要だという姿勢、統合の目標はこれから地域の声を徹底して聞いてから決めていきたいという考えに感心しました。統合によって通学距離が10kmになる児童もでることからスクールバスの運用や、他の施設につかうことも視野に入れて耐震化は進めていくとのことでした。
 視察研修が終わった後に、中里長門市長とお会いし懇談しました。(写真)また、日本共産党陸前高田市議の及川・藤倉両議員とも懇談し、中里市政のもとで国や県の事業を積極的に活用してすすめてきた公共事業の現場を案内していただきました。地元材を活用し、分割発注をすることで地元業者に仕事をしてもらった中学校や、保育園、県営住宅や市営住宅を見学しました。また、漁業や林業など産業振興にも大変力を入れていることが現地視察をしてよくわかりました。