index
蕨駅西口駅前まちづくり 市民検討委員会が報告書

 蕨駅西口駅前まちづくり市民検討委員会は、この地区のまちづくりについて広く市民の意見を聴くことを目的に昨年2月から6回にわたって開催されてきました。この3月にはこの間の議論をまとめた報告書が蕨市に提出されました。
 西口の駅前広場については、「ほっとする雰囲気」「緑の潤い」を求める意見や、「歩道が狭い」「一般車両の駐停車、乗降スペースが少なく場所が不明確で送迎に不便」といった指摘が紹介されています。また、都市計画で広場面積を7千uとし嵩上式(ダブルデッキ)にすることについては、支持する意見の一方で、計画策定市と違った情勢から見直す必要があるとも指摘。交通については、駐輪場の設置など自転車利用の環境を充実させるほうが良いとの指摘もされています。
 公共公益施設のあり方については、再開発での権利床の利用を前提に様々な意見が紹介されています。
 報告書でも「各委員の意見間に矛盾がない訳ではない」と述べられていますが、市民検討委員会では一致した結論にこだわらない自由な議論がされてきました(この間の議論については、一部既報)。今回の報告書では一定のまとめをしているものの、付属資料では表明された多彩な意見が紹介されています。
 今年度は、こうした議論も踏まえ、蕨駅西口再開発第2第3工区についての見直しが具体的に行われることになっています。