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JRが蕨駅の改札内の下り用エスカレーター設置計画を断念

エレベーターは計画通り今年度着工
 6月議会の初日(1日)、頼高市長は市長報告の中で「JRが設置予定をしておりました下りのエスカレーターにつきましては、JR東日本側の諸事情により、設置を断念したとの報告を受けております」と語りました。これまで、JRは蕨駅のバリアフリー化の一環として、改札内にエレベーターとともにJR独自の事業として下り用エスカレーターを設置することを表明していました。期待していた市民や関係者からは「期待していたので残念」という感想も語られています。
 日本共産党蕨市議団の電話での問い合わせに、JR東日本大宮支社の担当者は「建築基準法の関係で、エレベーター設置工事を行う上で別途6億円をかけて駅舎などの改修を行う必要があることが明らかとなった。さまざま検討したが、最終的に予算圧縮のためにエスカレーターは断念し、バリアフリー化のためエレベーター工事を優先することとなった」との事情を明らかにしました。また、今後の予定については「今回のエスカレーターは断念したが、今後については白紙の状況」ということです。
 なお、市長報告では、エレベーターについては、蕨市が事業主体となる改札外は「9月中旬頃に施工業者を決定させ、蕨駅西口のエレベーター設置工事に着手していきたい」、JRが事業主体となる改札内については「7月中には工事が始まる予定」とそれぞれ語り、計画通り進んでいることが報告されました。