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核兵器廃絶・戦争のない世界を訴え
2009年原水爆禁止国民平和大行進に102名参加

蕨市内を行進する2009年原水爆禁止国民平和大行進
蕨市内を行進する2009年
原水爆禁止国民平和大行進

1958年に開始されて以来51回目となる原水爆禁止国民平和大行進が、7月20日(月)に蕨コースが取り組まれました。今年も東京夢の島と北海道礼文島をスタートして、8月の原水爆禁止世界大会・広島にむけて全国11幹線で実施され、埼玉では、70市町村すべてを継いで行進し、翌日の7月21日に東京へ引き継がれました。今年は来年4月のNPT再検討会議に向けて、核兵器廃絶の願いを結集し届ける歴史的な重要な意義も持っています。
この日は天気もよくとても暑い日でしたが、子どもから年配の方まで、平和を願う幅広い世代、12団体から102名が参加しました。
蕨市役所での出発式では開会挨拶に炭谷巴之助わらび原水協会長が「参加の皆さんの一歩一歩が世界の世論、蕨の世論を作ることになる」と述べました。頼高英雄蕨市長も参加し、「核兵器廃絶の願いを、草の根からの市民の皆さんの運動でさらに広げていただきたい」と歓迎の挨拶をしました。最後に、原水爆禁止世界大会に参加が決まっている2名の代表が決意表明をしました。
蕨市役所から南町・塚越を通っての約4・2qのコースを「核兵器のない世界をつくろう」「憲法改悪反対」「広島・長崎を繰り返すな」とシュプレヒコールをあげながら、色とりどりの団体旗を掲げながら元気よく行進しました。商店や家々からは多くの人が顔をだして「頑張って」との声援が寄せられました。日本共産党蕨市議団全員も最後まで行進に参加しました。

市長の申しいれをする蕨市実行委員会
市長の申しいれをする
蕨市実行委員会
この行進に先立ち、7月17日(金)午後、国民平和大行進蕨市実行委員会では蕨市に対して協力要請の申し入れを行いました。主な要請内容は、@8月6日の慰霊鐘つき祭に出席下さいA来年の平和都市宣言25周年にあたり、「平和都市宣言市」の塔をぜひ蕨市に設置して下さいB広島・長崎市主催の平和記念式典へ代表派遣をして下さい。など8点の要請項目でした。実行委員会からは4名が参加し、市当局からは、頼高蕨市長、関総務部庶務課長、安治庶務係長が参加しました。
実行委員会からの要請に対し、頼高市長からは「鐘つき祭には今年も出席をする。宣言塔については調査研究を進めているが、市民の世論の盛り上がりを期待すると共に、最終的に決断していきたい。平和記念式典の参加については、予算が伴うものなので今後検討する」などこれまでになく積極的な回答がされました。また、募金、国民平和大行進のペナント、「核兵器のない世界を」の国際署名にも応じていただきました。同時に、教育長、議長の署名も実行委員会に手渡されました。