核兵器のない世界をめざして
わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭に市民70名が集う
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二度と広島長崎を繰り返すなの願いをこめて
鐘つきをする |
1945年8月、広島・長崎に人類史上はじめての原子爆弾が投下され、広島、長崎で約21万人もの尊い命を奪いました。被爆64年目の8月6日(木)、午前8時から長泉院において第44回目となる原爆死没者慰霊鐘つき祭が開かれました。
開会は原水爆禁止蕨市協議会の炭谷巴之助会長が挨拶し、「44年前に地域から核兵器をなくそうとの願いをこめ、鐘つきをはじめた。世界は核兵器廃絶の声が広がっている。一人ひとりが心を合わせ、今こそ核兵器をなくそうとの願いをこめた慰霊祭にしたい」と述べました。その後、出席された頼高英雄蕨市長から、「草の根からの運動により原爆の実態を広げることが大事である。」と述べられ、市の様々な平和事業のとりくみが紹介されました。
次に、翌日から長崎で開催される原水爆禁止世界大会に参加する佐藤二一さんが紹介され決意表明をしました。そして、被爆者の服部道子さんが挨拶し、「あと何年生きられるかわからないが、核兵器のない平和な世界が実るように運動していきたい」と訴えました。
そして、8時15分になると市のサイレンに合わせて1分間の黙祷をささげ、参加者はそれぞれ鐘つきを行い、被爆者への冥福を祈りました。
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