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第31回わらび母親大会
110名の市民が食の問題について学ぶ

講演する千葉保氏
講演する千葉保氏
8月23日(日)南公民会において、第31回わらび母親大会が開かれました。蕨での母親大会は、昨年夏11年ぶりに復活し、今年も110名の市民が集いました。
大会のテーマは「学んで食べて」で、午前中には埼玉協同病院管理栄養士の広沢教子さんが「食のバランス」についてお話され、バランスのよい食事について学び会場からも熱心に質問が出されました。
昼食休憩では、お弁当販売、リサイクル手作り品や、産直野菜の販売、健康チェックが行われ、新日本婦人の会蕨支部のフラダンスに、埼玉土建主婦の会の三味線合奏と多彩な催しが行われ会場は盛り上がりました。
午後には、頼高英雄蕨市長もかけつけ、「みなさんの運動、活動を通じてすみよい街にしていきたい。」と挨拶し、ふれあい給食の紹介や市制50周年事業の紹介がされました。
講演会にうつり、「コンビニから見える日本の食」と題して、国学院大学講師の千葉保氏が講演しました。千葉氏は、クイズ形式でコンビニの実態や、幕の内弁当の食材輸送距離(16万q)の実態を明らかにし、フードマイルズの考えが必要であると話されました。そこで、今後食べるものについてフードマイルズの少ない食品を選んでみるなど自分でできることからはじめてすてきな日本をとりもどしていこうと話されました。会場からは、子どもに食についてどう教えていったらいいか等の質問が出されました。
その後、各団体の食についての取り組みの報告が行われました。小宮富美子大会実行委員長は、最後のまとめで、「食は命をつかさどうる最大のもの。私たち消費者が学んで、かしこくなって行動していきたい。来年もまた皆さんと一緒に考えていきたい」と述べられ、大会は閉会しました。