中学卒業までの医療費無料化を準備中と回答 - 社会保障の会が市と懇談
社会保障をよくする蕨の会(石川保会長)は10月22日、社会保障の改善・充実を求めて、市当局と懇談を行ないました。会から7人が参加。日本共産党から梶原市議が同席しました。あらかじめ、「社会保障の充実を求める要望」を提出し、市からの回答を受けて懇談したもの。主な項目は次のとおりです。(市側の主な回答者・川崎介護保険室長、佐藤医療保険課長、平田児童福祉課長補佐、粂田生活保護係長)
介護保険制度
【質】今年度から認定制度が変わっている。受けられるサービスが減らないようにしてほしい。
【答】10月の新規申請者と更新者で、非該当になったり認定が変化した人には、再申請の勧奨通知を送って注意をうながしている。
医療保険
【質】課税世帯に対しても健康診査を無料にしてほしい。
【答】県内40市で3割弱は完全無料、蕨など5市は住民税非課税世帯が無料、他は完全有料である。無料化によって健診の受診率が上がるようなら検討したいが、現時点では考えていない。蕨市の受診率は40%弱と他市より高い。
国民健康保険
【質】引き続き国保税の値上げはしないでほしい。
【答】来年度の値上げは考えていない。
【質】医療費の一部負担金の軽減制度を、収入は生計基準の1・3倍、資産基準は350万円まで引き上げて、使いやすい制度に。
【答】現在基準は無いが、個別事情により判断している。国がモデル事業をしている。来年度には一定の方針が出るだろう。
子育て
【質】子育て世帯の負担軽減のため、中学卒業までの医療費(通院分)の無料化実施を。
【答】来年度実施にむけて準備している。
最低生活保障
【質】生活保護の説明書を窓口においてほしい。
【答】「生活保護のしおり」はカウンターが狭くて置けない。希望があれば渡すなど対応している。
【質】ケースワーカーが少ない。増員を。
【答】1人のケースワーカーが約100件受け持ち、大変多忙。国・県の制度も使い補助員を増やした。来年度にむけて増員を求めていく。
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