市長タウンミーティングが始まる
初日は西公民館・南公民館で開催
市長タウンミーティングが4月10日から始まりました。10日は、午前中が西公民館、午後は南公民館で行われました。
西公民館には32人が参加しました。最初に頼高市長から、市政運営における基本姿勢と平成22年度の予算に盛り込んだ施策などについて、約45分間話がされました。
市長は、3つの基本姿勢として、@様々な市民の願いをマニフェストにまとめてあるので、それを着実に進めること、A財政の健全化を進めること、B市民と行政が対等のパートナーとして進んでいく市にすることを挙げました。
一つめのマニフェストの推進については、安全・安心のまちづくりや子育て支援、教育の充実などについて、広報わらび4月号に掲載されている内容に説明を加えて話がされました。
二つめの財政の健全化については、市の収入が減っていること、蕨市は公共施設が多いので、これから施設の改修にたくさんのお金がかかること、土地開発公社が1坪600万円で買った土地を抱えているなど借金がたくさんあること、など厳しい財政状況であることを話し、そのため財政の健全化に努め、マニフェストを実行しながら借金を減らしているとして、今までの2年間で14億円ちょっと削減したが、今年度も5億円減らすと話しました。
三つめの市民との協働については、蕨市ではすでに市民が大きな力を発揮してくれているとして、昨年度は「たんぼの学校」「りんごプロジェクト」が大きな成果をあげたこと、錦町7号公園の設計に住民が知恵を出してまとめたことなどを例として話し、市民の皆さんと行政が対等のパートナーとして協働する仕組みを今年の8月頃に策定したいと話しました。最後に、地方分権は大事であり、市民が参加してくれることが重要だとして、協力を呼びかけました。
その後、質疑応答がされ、頼高市長がていねいに答えました。内容については後日、市のホームページに掲載するとのことでした。
午後から行われた南公民館での市長タウンミーティングには64名の市民が参加し、会場はいっぱいになりました。
頼高英雄市長が平成22年度の施策や予算について説明されたあと、市民との意見交換が行われました。
7人の地域市民から意見や質問がだされ、学校敷地内への学童保育室の設置の考えについて、水道管の耐震化について、桜並木の捕植の要望、生活保護行政の実態、水道部の退職金について、子どもたちの居場所づくり等について出され、頼高市長は出された意見質問に一つひとつにわかりやすく丁寧に回答されました。
この後のタウンミーティングの予定は、17日(土)の午後2時から中央公民館、同日午後7時から東公民館、翌日18日(日)午後2時からは 北町公民館での開催となっています。