国保財政のあり方を協議 - 国保運営協議会ひらく
2010年2回目の国民健康保険運営協議会(大熊愼一会長)が5月24日に行われ、市議会選出の委員として、梶原市議が出席しました。
協議会は、国保財政のあり方について、秋を目途に市長に答申をする方向で検討を進めています。この日の会議には、事務局から、国保会計の歳入の内訳、近隣4市との比較、収納率の推移について、歳出については、診療費の疾病別内訳、人間ドック・特定健康診査受診状況、保養施設利用状況、年収別の保険税負担比較が提出され、各委員が意見表明しました。
委員から、「(保険税の)見直しの時期にきていると思う」「見直しは賛成だが大変な不景気なので、時期はよく考えてほしい」などの意見がありました。梶原委員は、「事務局の資料で、年収5百万円の3人世帯で、国保税は27万7千円、埼玉県の協会けんぽは20万8千円、ある企業の健保組合が13万7千円と、国保税の被保険者負担は他の保険と比べて高い。一般会計から国保会計への繰入金を減らせば、保険税にはねかえる。繰入金はどこまで出せるのか、よくよく見極めて、歳入面の見直しは慎重にすべき」と述べました。
各委員から、インターネット公売の効果、国保税の資産割と所得割のあり方、健診受診率の向上策について質問がされました。