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わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭行われる

第45回わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭に市民70名が集う

 1945年8月、広島・長崎に人類史上はじめての原子爆弾が投下され、広島、長崎で約21万人もの尊い命が奪われました。被爆65年目の8月6日、午前8時から長泉院において第45回目となるわらび原爆死没者慰霊鐘つき祭が行われました。
 最初に原水爆禁止蕨市協議会の炭谷巴之助会長が挨拶し、「45年前に地域から核兵器をなくそうとの願いをこめ、鐘つきをはじめた。核兵器廃絶は理想から現実になってきた。一人ひとりが心を合わせ、今こそ核兵器をなくそうとの願いをこめた慰霊祭にしたい」と述べました。次に挨拶した悌煢p雄蕨市長は、今年が蕨市平和都市宣言を行って25周年を迎えることから、公民館等で様々な記念事業を行うことや、平和都市宣言塔の設置について紹介し、「核兵器廃絶の世界へと運動を盛り上げていきましょう」と挨拶しました。
 次に、広島で開催中の原水爆禁止世界大会に参加している5名の氏名が紹介された後、市内在住で被爆者の服部道子さんが挨拶し、「あと何年生きられるかわからないが、核兵器のない平和な世界が実現するように、被爆体験を話し続けていきたい」と訴えました。
 そして、8時15分に市のサイレンに合わせて1分間の黙祷をささげ、参加者はそれぞれ鐘つきを行い、被爆者の冥福を祈りました。