大震災被災者支援の輪ひろがる
日本共産党が救援募金を呼びかける
11日に発生した東日本大震災では、十日を経過した21日現在でも、なお30万人以上の人が避難生活を余儀なくされています。日本共産党は全国で被災者救援活動を開始、日本共産党蕨市委員会と後援会、蕨市議団は、15日夕方蕨駅西口で、救援募金を呼びかけました。これには党員と支持者22人が参加。党市議団は、志村茂、山脇紀子、鈴木智、梶原秀明の4人全員が参加しました。午後4時半から6時の間に、17万1157円が寄せられました。「ここ(共産党)なら安心ね」「親戚が宮城にいるんです」などの声がありました。
日本共産党は、この震災で犠牲となった方々のご冥福をお祈りし、被災者のみなさんへお見舞いを申し上げます。戦後最悪の被害をもたらしている大震災の被災者支援と、最悪の事故となっている福島原発事故の危機回避が緊急課題です。日本共産党は、そのために政府があらゆる手をつくすことを強く求め、あわせて、政府と各自治体の活動に全面協力しつつ、積極的提案と問題点の指摘をしています。
16日には蕨駅東口で午後5時から6時まで行動。強い北風で真冬に戻ったような寒さでしたが、19人が参加し、7万8941円が寄せられました。市議団から、鈴木・梶原両市議が参加しました。さらに、18日の定例早朝宣伝では、1万2596円が寄せられました。19日から21日の3連休でも、党市議先頭に、市内各地で宣伝と救援募金活動、市民への声かけを行いました。
日本共産党蕨戸田地区委員会は、蕨市の第一次分として、18日、27万2098円を、日本共産党中央委員会を通じ、被災地へ向けて送金しました。
日本共産党中央委員会は、東日本大地震と長野県北部を震源とする地震の救援募金を受けつけています。募金の送付先は、次のとおり
です。
【郵便振替口座】
00170‐7‐98422
【口座名義】
日本共産党中央委員会
★送金する場合は、振替用紙の通信欄に、かならず「地震救援募金」であることを明記してください。
★募金は、お近くの党議員、党員もお預かりしています。
生健会も救援活動
市民団体による活動も広がっています。蕨市生活と健康を守る会(浅名勝次会長)は、18日午後5時から6時、蕨駅西口で義援金を呼びかけました。会員など23人が参加、9万1585円が寄せられました。会の役員である梶原市議がマイクで訴えました。
会の栗原事務局長は、「被災地のつらさを自分のつらさとうけとめ、何かしたいと皆が思っている。国民の連帯が感じられる」と感想を述べています。会は、百円募金を会員に呼びかけています。
支援の呼びかけ 市民からも
16日に市議団に市民から、物資を被災地に提供したいとの連絡があり、市議団は市の防災担当に申し入れました。22日からは社会福祉協議会で物資の受け付けと仕分ボランティアの募集が行われています。受け付けている物資については制限がありますのでご注意ください。
日本の復興へ向けて
今回の災害は戦後最悪であるだけに、復興には国民的エネルギーの発揮が必要となるでしょう。復興財源も巨額で、大企業の内部留保の活用も考えるべきです。復興は国家的プロジェクトとなるにちがいありません。同時に、原子力行政の抜本的転換も必要です。原発の「安全神話」と決別し、安全最優先の原子力行政へ切り替えること。地震・津波に対する対策の見直し。原発依存から自然エネルギーへの計画的転換などを、日本共産党は国政選挙などで提案してきました。日本の復興に、これらの提案を生かすべきときです。