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中央地域で議会報告 - 震災・原発事故への不安や要望など参加者が発言

4月10日、中央福祉を考える会の議会報告会が行われ、日本共産党市議団の志村茂議員、山脇紀子議員、鈴木智議員が報告しました。

始めに、金子会長が挨拶。東日本大震災の甚大な被害と支援状況などを紹介し、県議選が「自粛」で政策が見えなくなっている問題を指摘しました。

その後、山脇紀子議員が、3月議会での請願・陳情や条例案などの審議について報告。非核三原則の法制化を求める請願や衆議院の比例定数削減に反対する陳情といった平和や民主主義にかかわる要求が否決された問題点や各条例案の内容などについて紹介しました。

続いて、志村議員が3月議会で可決された2011年度予算の内容を中心に、悌燻s長の「あったか市政」と日本共産党市議団の成果について、財政が厳しい中で様々な市民要求を実現してきた実績が紹介されました。同時に、他会派が蕨駅エレベーターの設計予算を削り、市立病院の民営化を求めるような発言をしてきたことなどを指摘。市民の要求実現の先頭に立ってきた日本共産党の活動を市民に知らせ頑張りたいとの決意が語られました。

最後に、鈴木智議員が、日本共産党の震災・原発事故への対応と政策について報告。党市議団が地震発生直後から訪問・相談活動に取り組んだことや、日本共産党に寄せられた募金が蕨市で65万円程となっていることなどを紹介しました。また、被災者救援と原発事故収束の緊急の大問題に国の総力をあげて取り組むこと、生活再建・地域再建を土台とした復興のあり方、大企業の内部留保を活用した財源論、エネルギー政策の転換など「東日本大震災にあたっての提言」を中心に報告しました。

参加者からは、「救援・復興が大切な時期に、米軍への思いやり予算や政党助成金を日本共産党以外が分け取りにしていることなど納得できない」「原発事故の放射能の影響が心配でならない。収束の道筋は示せないのか」「原発事故に関しての学習会をしてほしい」「今日の報告会は勉強になった。周りにも伝えたい」など、震災や原発事故への不安や意見を中心に多数の発言がありました。