防災対策としてこんな制度が使えます
◆福祉連絡システムの設置
虚弱な65歳以上の方で、ひとり暮らしか世帯全員が65歳以上の方、重度障がい者の方は、自宅に設置する機器のボタンを押すと24時間対応の介護支援センターに連絡が取れ、相談やホームヘルパーの派遣、救急車の手配などの援助が受けられます。昨年度実績は265件です。
◆火災警報器・電磁調理器・自動消火器の給付
65歳以上で所得税非課税または、生活保護世帯の方で、それぞれの用具の使用が必要と認められれば無料で給付・設置ができます。昨年度実績は、火災警報器、電磁調理器、ともに2件でした。
◆災害時要援護者の登録
75歳以上のひとり暮らし及び75歳以上のみの世帯等を地図情報におとしこみ災害時の要援護者を把握するためのシステムを今年度構築しています。対象者は、約2800人で、今後は民生委員等が活用していく予定です。
また、消防本部でも自力で移動・避難が困難な方を対象に、本人か家族等の承諾を条件として申請していただき「災害弱者情報」として登録する制度があります。登録を希望される場合は「情報登録カード」を蕨市消防本部などに提出してください。災害発生時において消防職員や消防団員等により救助活動や避難対策を円滑に実施するためのデータとなります。現在は158人が登録されています。
◆り災証明書の発行
地震により家屋や家財道具(店舗の場合は商品)等の数万円程度以上の被害に対して、「り災証明書」を発行します。被災状況の写真などが必要になる場合がありますので、修理する前に写真をとっておくといいでしょう。り災証明書があれば来年度納税分の所得税等の軽減が受けられる可能性があります。り災証明書は市町村窓口で発行します。蕨市税務課に申請をして調査があります。詳しくは税務課まで(рS33‐7749)。