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「実現」見届け6年間の活動に幕 - 「蕨駅にエレベーター設置を求める市民の会」解散総会

4月30日、「蕨駅にエレベーター設置を求める市民の会」は、解散総会を行い、6年間の活動に幕を下ろしました。

「会」は、2005年4月に「蕨駅にもエレベーターを」の願いを掲げて結成され、蕨市民や駅利用者などから2万筆を超える署名を集めるなど広範な運動を展開。07年9月議会で日本共産党以外の会派がエレベーター設計予算を削除してしまった際も、世論を広げて議会を動かすなど、大きな役割を果たしてきました。その後、エレベーターは昨年3月に西口と改札内に、今年3月に東口で完成しました。(別記事を参照)

解散総会には、運動に携わった多くの人たちが参加。「会」を代表して梅村早江子会長が挨拶し、「子どもをおんぶして市長面談に行った」など、自身の活動をふり返りながらこれまでの運動を紹介。「途中、難しいかも…との思いもあった」と様々な苦労や、悌燻s長誕生で設置が実現した喜びなどが語られると、参加者もうなずきながら聞いていました。

続いて、来賓の悌煢p雄市長は、「皆さんの大きな力をもってエレベーターが完成した。ともに喜びあいたい」と挨拶。思い出を交えながら、運動の広がりが、市長選の勝利へ、さらに、議会も動かすなど、市政を前にすすめる大きな力となったと高く評価し、「さらなる市政の前進に、ぜひ協力を」と呼びかけました。

また、同じく来賓の志村茂党市議団長は、要求が実現しての解散となったことに祝意を表し、これまでの運動と議会論戦での党市議団の役割を紹介。「今後も力を合わせましょう」と結びました。さらに、JR交渉に同行するなど協力してきた大門実紀史参院議員からのメッセージが紹介されました。

栗原国子「会」事務局長の経過報告では、役員全員が紹介され、これまでの運動をふり返りました。また、参加者の発言では、車いす利用の方や駅を越えて通院をしている方などからエレベーター設置の喜びが語られたほか、「運動は楽しくやるものだと実感できた」「小さな力が集まり大きな力となって行政を動かした」など、運動に参加した感想も交流されました。