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蕨市アウトメディア宣言を制定 - 記念推進大会ひらく

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7月16日に「蕨市アウトメディア宣言」が制定されました。これを記念してアウトメディア推進大会が市民会館で行われ、220名の席が用意された会場はいっぱいになりました。はじめに主催者あいさつで、蕨市アウトメディア推進会議の上野会長があいさつし、アウトメディア宣言が発表され頼高市長に宣言パネルが手渡されました(写真)。

子どもたちの成長に電子メディアが多大な影響を与えていることが深刻化しており、そのかかわり方が問題となっています。そこで、電子メディアへの接触時間を減らし、未来をになう子どもたちの健やかな成長のために、蕨市として「アウトメディア宣言」を制定したものです。宣言は本文で、次の5項目を定めています。一、乳幼児期は特に電子メディアとの接触をひかえましょう。一、食事の時はテレビを消して、家族のふれあう時間にしましょう。一、テレビ、パソコン、ゲーム等の使用は時間を決めましょう。一、子どもに携帯電話を持たせる場合は、ルールをきめましょう。一、アウトメディアで、人間愛にあふれ、こころのふれあう家庭や地域をつくりましょう。

頼高市長はあいさつで「地域での粘り強い取り組みの成果として宣言ができた。宣言がスタートとなり継続していくことを期待する」と述べました。来賓として志村・山脇・鈴木各市議も紹介されました。

第二部では、NPO法人子どもとメディア専務理事の古野陽一氏が「いま、アウトメディアに取り組むワケとは?‐子ども・親・地域は何をすればいいのか」と題して記念講演をしました。古野氏は、全国でも初めての画期的である蕨市の宣言について期待を述べ、メディア漬けによって子どもの体とこころの発達に何がおこっているのか、事例や調査結果をもとに詳しく話しました。最後に、アウトメディア宣言の中身を紹介しながら、まずはテレビを消して、家族であそぶこと。そして、子どもと大人が対話することで子どもの体と心は守られるとまとめました。