核兵器廃絶・脱原発・被災者支援を訴え - 国民平和大行進に80名参加
1958年に始まり、今年で53回目を迎える2011年原水爆禁止国民平和大行進が、7月24日(日)に蕨で取り組まれました(写真)。今年は5月6日に東京・夢の島をスタートして、8月の原水爆禁止世界大会(広島・長崎)にむけて全国で、そして埼玉県では3週間、全市町村を繋いで行われました。埼玉では、この日が最終日となり、27日には東京に引き継がれました。
この日は、猛暑の中でしたが、20歳代の若者から90歳代の高齢者まで、平和を願う幅広い年代の市民10団体から80名参加しました。日本共産党蕨市議団は全員が最後まで行進に参加しました。
蕨市役所での開会挨拶では炭谷巴之助わらび原水協会長が「参加の皆さんの一歩一歩が世界の世論、蕨での平和の大きなうねりを作ることになる」と述べました。頼高英雄蕨市長からも激励のメッセージが寄せられました。原水爆禁止世界大会・長崎に参加する4名の代表の紹介があり、行進に参加した横田さん、水野さんから「頑張って行って来ます」との力強い決意表明がありました。
蕨市役所から中央・南町・塚越を通っての約4・2qのコースを「核兵器のない世界をつくろう」「原発なくせ」「被災者支援に全力あげよう」などのシュプレヒコールをあげながら、色とりどりの団体旗を掲げながら行進しました。窓を開けて「ごくろうさま」「頑張って」との声援が多く寄せられました。
この行進に先立ち、実行委員会では22日に蕨市に対して協力要請の申し入れを行いました。
実行委員会からは、炭谷わらび原水協会長、山脇同副会長、伊藤わらび共済組合副会長が参加をし、頼高市長、安治庶務係長が対応しました(写真
)。7項目の要請内容について、慰霊鐘つき祭には市長が参加すること、原爆パネル展は南公民館で行われていること、被爆者の語り部は8月22日14時から児童センターにおいて服部道子さんを講師に行うことなど詳しく前向きな答弁がありました。最後に頼高市長から「原水協の世界大会代表派遣の取り組みは長年続けてこられて素晴らしい」「平和都市宣言塔の照明については、要望もあったので時期がきたら復活したい」などの話しがされました。こくみん募金、ペナント署名にも協力し、実行委員会に手渡されました。
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