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市長タウンミーティング行われる

「これからの蕨のまちづくり」をテーマに
市長タウンミーティング行われる

 10月7日〜9日、市内5会場で「これからの蕨のまちづくりについて〜市長マニフェストについて〜」をテーマに市長タウンミーティングが行われました。
 市長は、はじめにタウンミーティングについて、一方的な話ではなくキャッチボールのような対話にこそ意味があると述べて挨拶。続けて、「あったか市政」について、暮らしを支える仕事に重点を置いたまちづくり、行政と市民との心が通じ合う市政との二つの意味を込めていることを紹介しました。また、震災でふるさとへの愛着が高まっていることや、蕨市に愛着をもつ人の割合が高いことなどの話題に触れながら、「日本一のふるさとづくり」「一人でも多くの市民が自分のまちと思えるまちづくりをしたい」との思いを熱く語りました。その後、マニフェストの項目に従って、公共施設の耐震化などの防災・防犯施策推進、原発事故で広がる不安と放射線測定などの努力、空き店舗活用事業などにぎわいづくりの前進、小学校へのエアコン設置や子宮頸がんワクチン接種補助など子育て支援の充実、特養ホーム増設など高齢者施策への取り組みなどについて具体的に報告。さらに、こうした施策を進めながらも、財政健全化を進める市政運営上の努力について語りました。
 財政問題についてはどの会場でも関心が高く、市民からの質問などを通して、市の借金の中でも(前市長時代に)土地開発公社が土地を購入した際の借金が特に問題で、高値だった地価が今はその価値がなく売っても返済ができないこと、今後4年間でこの部分で10憶円の借金を減らしたいと思っていることなどが示されました。また、8月26日の集中豪雨の被害と防災体制の強化、学校校舎・体育館のトイレの改善についても各会場で話題となりました。さらに、一人暮らし高齢者の見守り、若者の就職などの支援、障害をもつ人にやさしいまちづくり、公園環境の改善、放射線測定と安全対応といった市政全体にかかわる課題の他、駅前通り拡幅計画の見直しを(中央)、下水溝の悪臭の改善(東)、錦町区画整理の推進(西)、景観道路の照明塔の管理についての要望(南)、わらび公園で行われている工事についての意見(北町)など、各地域の身近な話題についても具体的で率直な発言がされました。市長はそれぞれに回答し見解を述べるなど、市民と意見を交わしました。