蕨市が食材測定と放射線詳細測定・除染にすばやく対応
東日本大震災から8ヶ月が経過しましたが、福島原発事故に伴う放射線への影響について住民のみなさんの心配、不安がましているところです。これまで日本共産党蕨市議団では2度にわたり放射線への対応を求め市長に申し入れを行なってきました。
蕨市では、10月24日から28日までの5日間で小中学校や保育園、児童施設、公園などの合せて89施設において、放射線量が高いと想定される雨どい下や側溝、砂場周辺など1119箇所で詳細測定を行いました。そして、地上5pで毎時0・19マイクロシーベルトと国よりも厳しい基準を定め、測定の結果、69箇所で蕨市独自の基準値を超えていたことが公表されました。該当箇所については直ちに立ち入り禁止等の措置を行い、11月1日から15日までの期間で除染作業(表土の除去と清掃及び洗浄)を実施し、除染後の再測定の結果、すべての地点で基準を下回る測定値となりました。
また、学校給食においては使用する食材の産地を10月からHPで公表し、11月7日からは他の自治体に先駆けて給食センターで毎日、当日使用する食材の中から選定した6品目と調理後の給食1食分について放射性物質の測定を開始し、毎朝HPで公表できるようになりました。さらに、11月15日からは認可保育園の給食についても週一回、各園で調理した給食と牛乳を交互に米は月1回測定を実施しています。
蕨市の詳細測定や学校給食の放射性物質の測定は他市に先駆けて実施され、大変注目されています。
学校給食センターの測定現場を施設
日本共産党蕨市議団の鈴木・山脇の各市議は、11月17日に学校給食センターを訪問し、学校給食食材の放射性物質の測定現場を視察しました。この日は、蕨市で採れた白菜をはじめ、長ネギ、玉ねぎ、じゃが芋、きゅうり、キャベツの6品目と、小学校、中学校の調理後の放射性物質の測定が行われていました。澤崎所長から詳しい説明を受けながら、食材をミキサーにかけ、袋に入れ、測定器にセットして15分間で測定が完了し、その場でHPに公表する手順を見ました。ベクレルモニターLBー200という測定機器(写真)でヨウ素131、セシウム134、セシウム137の合計を測定し(下限値sあたり20ベクレル)、0(検出せず)という結果が表示されていました。
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