震災からの復興に若者の力が必要 - 第66回蕨市成年式が行われる
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記念撮影する新成人 |
第66回蕨市成年式が9日、新成人427人が参加して開催(市内の新成人は672人)され、日本共産党市議団は4人全員が来賓として参加しました。
蕨市の成年式は終戦の翌年の11月、青年団が中心になって行った「青年祭」で「成年式」を行ったのが第1回目で、その後、国民の祝日として「成人の日」が制定されました。そのため、全国は64回目ですが、蕨市は66回目です。
式典では最初に主催3団体(蕨市、蕨市教育委員会、蕨市選挙管理委員会)を代表して悌煢p雄市長があいさつを行いました。
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あいさつする悌燻s長 |
市長は「震災後の日本をつくるのは間違いなく新成人の皆さんを中心とする若い皆さんだと思います」とエールを送り、「今の時代、震災の影響、景気の低迷、あるいは就職難、たいへん困難なことが多いと思いますが、困難に立ち向かう中でこそ成長や飛躍がある。私は市長として熱い情熱で市政運営に邁進しますので、新成人の皆さんは若い力でこれからのまちづくりに積極的に参加してもらいたい」と、新成人への期待を表しました。
2人の新成人の「青年の主張」では、佐々木慶介さんは「大震災を経て、命や家族、仲間の大切さを知りました。あのときの気持ちは、これからも決して忘れてはいけないと思います」と述べました。田端李奈さんは、大震災により今日の日を迎えられなかった人もいると述べた後、「私たちは帰る家がある。ご飯が食べられる。着る洋服がある。あたたかい家族や友人がいる。今、普通に生きていられることがどれだけ幸せなことなのかを気付かされた。もう一度、今の自分に何ができるのか考えてみるのもいいと思います」と述べ、2人とも大震災から学んだことを生かして、強く生きていく決意を表したのが印象的でした。
式典後に中学校時代の恩師による激励の言葉、お茶会、福引コーナー、城址公園で蕨鳶消防組による「はしご乗り」などが催されました。
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