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学校給食の牛乳の安全策を県に申し入れ

2月20日、「戸田の教育を考える会」が中心となって、学校給食の牛乳の放射性物質対策を強化するよう埼玉県に対して申し入れを行いました。申し入れには子どもを小学校に通わせる母親らが出席し、日本共産党の柳下県議、村岡県議、戸田市議団、山脇蕨市議なども参加しました。

埼玉県では週に一度、放射性物質の検査を行っており、県西南〜中央地域の原乳を扱う川越クーラーステーションから、1s当たり1ベクレル前後と微量ながらも、ほぼ毎回、放射性セシウムが検出されています。(暫定規制値は200ベクレル)。県には、酪農家が生産した原乳を貯蔵し、乳業工場に搬送するクーラーステーションが3か所あり、ほかの2箇所では不検出がほとんどです。

申し入れでは、蕨・戸田市を含む学校給食にも使われている原乳から放射性物質が検出され続ける原因の特定や、汚染防止対策がとられるまでの給食使用中止などを求めました。

県の堀口食品安全局長らが応対し、川越クーラーステーションでは自給飼料を75%使っている(他は50%)のが原因と考えられるが、国の基準以上に厳しい措置は強制できないとしつつ、農家に対して、放射線が検出されたエサは基準内でもできるだけ与えないなどの対策を要請していると答えました。

参加した母親からは「小学1年生の子がずっと給食の牛乳を飲んでいない。安全だよと言ってあげたい」との声がありました。