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市内社会教育施設などで多彩に平和事業 - 歴史民俗資料館では平和祈念展「忘れ得ぬあの時」

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7月〜8月を中心に、蕨市の各社会教育施設ではそれぞれ平和事業に取り組んでいます。毎年、各施設で工夫しながら続けられていて、市民にとっては身近なところで平和を考える大切な機会となっています。

中央5丁目にある歴史民俗資料館では9月30日まで「忘れ得ぬあの時〜戦中・戦後の暮らし〜」を展示中(写真)。市民の方から提供された資料や写真などを通して、戦中・戦後のくらしを伝えています。特に、埼玉県内では熊谷に次いで2番目の被害を受けたといわれる蕨空襲に係る資料は必見。被害の様子を示す地図からは市街地が焼夷弾のじゅうたん爆撃を受けた様子、北町などには1トン爆弾が投下されたことなどが示され、蕨が明確に攻撃目標となっていたことがわかります。また、今回は初めて市内から発見された1トン爆弾の破片が展示されています。その他にも、完全な形で残っているのは珍しいという召集令状(赤紙)、くらしの中で使われた当時の道具、なども展示され、くらしの様子を写した写真などとともに当時の様子を伝えています。

その他、公民館と図書館でも多彩な平和事業がおこなわれました(一部8月31日まで実施中)。