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第34回わらび母親大会

原発いらない!
子どもたちを放射能から守ろう!

 8月26日、南公民館において第34回わらび母親大会が開催されました。蕨では毎年夏に開催をされていて、今年も猛暑の中100名を超える市民が集いました。
はじめに、小宮富美子実行委員長が「新潟では6500人の参加で日本母親大会が開かれている。蕨でも原発についてしっかりと学んで決してぶれない運動をつづけていこう。1日たっぷり学び楽しく交流しましょう」と述べました。来賓として悌煢p雄市長もかけつけ、原発問題での蕨の様々なとりくみを紹介し、「市民の安全安心を最優先に対応してゆく。原発のない社会をめざす世論を広げていきたい」と挨拶しました。
 今年は、「誰のための原発!しがみつくのはなぜ?」と題して元東京電力社員・NPO法人エネルギー連帯する会代表の鈴木章治氏を講師に講演会が行われました。鈴木氏は、東京電力での組合差別闘争で勝利したが、東電のもうけ主義、隠蔽主義は変えられなかったことに大変悔しい思いをしていると述べました。そして、なぜ原発依存となったのか、戦後一貫して続いてきたアメリカ従属の歴代自民党政府のエネルギー政策について資料を使ってくわしく解説しました。また、歴史的にもマスメデイアの原発推進路線に厳しく批判をしました。最後に、「原発にしがみつくのは、国民のくらしを置き去りに、アメリカの核戦略に協力し、電力会社を助け、日米原発利益共同体の世界の原発市場の制覇をねらう戦略を進めるためである」とまとめました。また、原発なしで生産とくらしに欠かせない電力を使える社会をめざしていく事は可能であると訴えました。
 昼食休憩では、カレーライスの販売、手作り品や産直野菜の販売、健康チェック等が行われ、アトラクションとして新日本婦人の会のフラダンスに、土建主婦の会の三味線と太鼓に、会場からも踊りに参加するなど大変盛り上がりました。
 各団体からの発表では、土建主婦の会は原発に関する活動報告、教職員組合は市内の放射線測定結果について、年金者組合は原発はいらないとの訴え、生健会は災害の日宣伝の取り組み、新婦人は電気料金のしくみについて発表がありました。
閉会あいさつでは小宮実行委員長から、「関心を持って感じてそのあと、どう行動をするか皆で力をあわせていきましょう。そして来年の母親大会で交流しましょう」と述べられ閉会となりました。
 日本共産党の山脇紀子市議も参加しました。