国会議事堂に響く原発ゼロの願い -「反原発1000000人大占拠」行動に、全国から
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国会前抗議エリアを埋める人々 |
11月11日、首都圏反原発連合の主催で呼びかけられた「11・11反原発・1000000人大占拠」行動がおこなわれました。
開会予定の午後3時近くになると、国会議事堂前や首相官邸前、経産省前、東電前などに設けられた各抗議エリアを中心に人が集まりはじめ、集会が始まるころには人でいっぱいに。国会前抗議エリアでは、全国各地からの参加者、研究者、宗教家、ジャーナリスト、政治家、ミュージシャンなどが次々と登壇し、メッセージや音楽、祈りなど、それぞれの表現で脱原発を訴えました。発言で目立ったのは「原発ゼロ」への決意や子どもの被害の深刻さを訴える発言とともに、総選挙で政治を変え、原発ゼロを実現しようとの訴え。東京都知事選挙に立候補を予定している宇都宮弁護士も「東京から原発ゼロを!」とスピーチしました。小雨も降る中、国会議事堂周辺には「原発いらない!」「再稼働反対!」「子どもを守れ!」など、力強いシュプレヒコールが広がりました。
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国会前での小久保たけし氏 |
雨が強くなった午後5時過ぎ、日本共産党の志位和夫委員長が登壇し、臨時国会の代表質問で野田首相に「即時原発ゼロ」の政治決断を求めたことを紹介しました。問題の深刻さや世論の状況など4つの角度から原発はなくすしかないことを強調し、引き続き力を合わせて頑張る決意を表明すると、ひときわ大きな拍手、「志位さん頑張って」の声援が広がりました。また、主催者を代表して、ミサオ・レッドウルフさんは、「雨の中でも多くの人が集まっている。原発ゼロの願いは衰えていない。一丸となって声をあげ続けていきましょう」と訴えました。
経済産業省前のエリアでは、7月21日の蕨の行動でも活躍したテツさんらを中心に、大企業の利益中心に進められてきた原発政策や事故の対応を批判し、原発ゼロを訴えました。リレースピーチではTPP反対や表現の自由を規制する動きへの批判、福島からの避難者の訴えなどが続きました。
各エリアともスタッフの皆さんが交通整理や参加者の誘導にあたり、安全な運営が貫かれました。
この日の行動には、日本共産党の小久保たけし埼玉15区責任者も蕨市や戸田市の皆さんとともに参加。蕨市議団からは鈴木議員、梶原議員が参加しました。
また、全国各地では、この行動に呼応して、様々な集会や宣伝行動などが取り組まれました。
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