税の自主申告で天引きされた税をとりもどそう
今年も税金申告の時期となりました(例年2月15日から3月15日まで)。税申告は難しい、やりたくないとお考えの人もいるかもしれませんが、自分の税金は自分で計算して自分で決めるという税の自主申告を、主権者として進めたいものです。
【年金400万円以下は申告しなくていいって本当?】
昨年から税務署は、年金などが年400万円以下で、その他の所得が年20万円以下の場合は「申告する必要がない」としました。しかし、申告しないと、税金が天引きされたままで思わぬ損になる場合もあります。全国の生活と健康を守る会は、自主計算・自主申告を呼びかけています。
【さまざまな所得控除を検討してみよう】
たとえば、医療費が所得の5%を超えている、または10万円以上の場合は、申告することで、税金が戻ってきます。公的年金200万円の65歳以上の人は、所得が80万円ですから、その5%、4万円を超えた分が医療費控除として計算できます。医療費が20万円かかっていれば、4万円超の16万円が医療費控除になります。他にも、自分や家族に要介護者がいる、家族の給与が少ない、家族の後期医療保険料や介護保険料を支払っている、寡婦、別居の子や孫の学業を援助している場合など、税金計算の元となる所得を減らせることがあります。所得税が減れば連動して住民税が減りますから、めんどうがらずに関係者に相談しましょう。
【税計算は制度活用の出発点】
税金が安くなれば、それに応じて、国保税や介護保険料、後期医療保険料、公営住宅家賃や保育料、学童保育料などが安くなります。また、申告して住民税が非課税になれば、各種料金がさらに安くなったり、低所得者向けの福祉制度を受けられます(年齢によるものもあり)。詳しいことは、日本共産党の党員や議員や、左記の相談会でお問い合わせください。
【相談会の日程】
蕨市生活と健康を守る会は次の日程で税金の自主申告説明会を行います。だれでも無料で参加できます。
?2月10日(日)午後2時から4時、東公民館・2階
?2月16日(土)午前10時から12時、西公民館・団体連絡室
?2月17日(日)午後2時から4時、北町公民館・団体連絡室
○連絡先・浅名(電話、441-5478)