第45回蕨市消費生活展行われる - お天気キャスター佐藤大介さんの講演など
2月23・24日、「7万人のすこやかライフ」をテーマに、第45回蕨市消費生活展が開催されました(写真)。
今年の展示発表も、どれも様々な角度から調べあげた大作で、中央生活学校の展示では、「再生可能エネルギーのあれこれ」をテーマに、再生可能エネルギーの具体例や、蕨戸田衛生センター組合で行っている電力の地産地消についてなど、また、ひがし生活学校の展示では、「もったいない『フードロス』」をテーマに、市内の学校給食センターや各保育園、介護施設、病院、スーパー、飲食店などを対象に行ったフードロス量(残菜など食品の廃棄の量)やその理由についてのアンケートなど、そして、レジ袋削減・マイバック運動をすすめる連絡協議会では、レジ袋削減の市内での状況について、それぞれ詳しく示されていて、参加者は真剣にみていました。
また、市内農産物直売、さらに各種協力団体による相談・啓発・手作り品販売などが行われた他、イベントとして、フラダンス、講演「異常気象と環境問題」、落語「悪徳商法注意喚起」、太鼓同好会「絆」「響」の和太鼓演奏が行われました。
このうち、講演「異常気象と環境問題」は、TBS「ひるおび!」お天気キャスターとしてもおなじみの佐藤大介さんが講師。「マスコミで異常気象という言葉を使いすぎると本当の異常がとらえにくくなる」としたうえで、自然現象としての異常気象と、人為的原因による異常気象とに分けて解説し、そのメカニズムなどをわかりやすく語りました。特に、地球温暖化については、今後予想される気温の上昇は、気候帯が1年間に4600m移動することに匹敵するとして、樹木などの植物はそうした移動に対応できずに絶滅という危険性もあることを指摘するなど、興味深い内容で参加者を引きつけました。
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