公共施設の耐震化が大きく進む
本紙でたびたび報じている通り、蕨市の公共施設の中で、学校施設の耐震化が今年度で100%完了します。先の3月議会では、2013年度に実施予定だった学校体育館5棟の耐震化を、予算上前倒しして12年度補正予算で対応しました。(実施は13年度へ繰り越し)これにより学校施設の耐震化率は、頼高市長就任時(07年度)の23・7%から、09年度50%、11年度76・3%、と前進。07年度には県内70自治体中69位でしたが、戸田市などと並び100%になります。
防災対策の観点からの耐震化だけでなく、児童・生徒の教育活動や、地域のスポーツ振興にも資するため、大規模改修を同時におこなっていることも特長です。各体育館では、屋根の防水、外壁改修、照明器具やバスケットゴールの落下防止、ガラスの飛散防止、床とトイレの改修なども耐震化と同時におこなっています。
学校施設の対策につづいて、公共施設の計画的な耐震化もはかっています。13年度は、保育園の耐震化事業として、みどり・さつき両保育園の耐震補強工事を実施。さくら保育園は耐震化設計を行います(工事は14年度に予定)。さらに公民館は、東・西・南の3館について耐震診断を実施し、その結果により14年度に設計、15年度に工事を行う予定。他の公民館についても順次対応していく計画です。