精神障がい者の運賃割引が4月スタート - 埼玉県のバス事業者
埼玉県バス協会は、同協会に加盟するバス事業者が、精神障がい者の運賃を割り引くことを、このほど明らかにしました。障がい者団体や日本共産党の要望が実現したもの。国土交通省は昨年7月、バスの標準運送約款を改正し、運賃割引の対象に精神障がい者を加えています。
党蕨市議団の梶原市議は昨年9月議会の一般質問で要望。蕨市は、「県を通じ割引を働きかけたい」と答弁していました。その後、党県議団が県内地方議員団とともに1月、県バス協会に早期の割引実施を求めていました。
埼玉県障害者福祉推進課は5日に、「精神障害者保健福祉手帳によるバス運賃の割引について」を発表(→こちら)。「4月1日から、埼玉県内の次のバス会社では、精神障害者の方が一般路線バスを利用した際に、精神障害者保健福祉手帳を呈示することで運賃の割引を行います」とし、バス会社として、国際興業・東武バス・西武バスなどを紹介しています。12日に梶原市議が国際興業バス戸田営業所に確認したところ、同社の県内通常路線が割引の対象で、精神保健福祉手帳所持者とその介助者の運賃を半額にします。割引を受けるには、運転手等へ手帳添付の写真の提示が必要です。
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