index
96条も、9条も、改悪許さない - 市内各地で憲法記念日宣伝

北町で宣伝する梶原市議(=5月3日、右)
北町で宣伝する梶原市議(=5月3日、右)
日本国憲法の施行から66年めの憲法記念日となる5月3日、日本共産党は全国各地で、憲法をまもり生かそうと訴えました。蕨市内では、志村しげる議員団長が、中央第二支部とともに12箇所で演説、鈴木さとし議員は、中央第一支部・塚越西支部と蕨駅前など20箇所で、かじわら秀明議員は、北町支部と5箇所で訴え、やまわき紀子議員は南町地区で「新埼玉」を配布しながら市民と対話しました。伊藤岳参院予定候補は、塩川てつや衆議院議員とともに大宮駅で演説するなど、全県で、憲法9条も96条も改悪を許さないと、行動しています。

今年の憲法記念日は、安倍政権のもと、憲法改悪の動きが強まるなかで迎えました。改憲の発議を国会議員の3分の2以上としている96条の改定を手始めに、自衛隊を「国防軍」にする9条改定などを強行しようとしています。96条のように改憲の発議要件が厳しいのは世界の常識です。それは、権力をしばる憲法は、時の政権の都合で簡単に変えてはならないからであり、国の法律の中で最高の法規だからです。

自民党は昨年4月、改憲案を発表しましたが内容は異常です。9条と96条の改悪の他、基本的人権は「永久の権利」と定めた97条は削除し、公務員に憲法尊重義務を定めた99条は、「すべて国民は、この憲法を尊重しなければならない」と変えようとしています。自民党・安倍政権の狙いは、憲法に名を借りて、権力ではなく、国民をしばろうとすることです。9条改憲派からも96条改定に批判の声が出るなど、改憲派に矛盾が出ています。3日の日比谷公会堂での憲法集会で、志位和夫党委員長は、「96条改定の見込みは自民党の浅知恵だったと思う」と述べました。

3日の市内での宣伝では、「アメリカに押し付けられた憲法と言う人がいるがどうか」との質問が寄せられ志村議員が説明。「最初は安倍首相はいいと思ったが、最近の暴走は心配」「民主党に裏切られた。今度は共産党に入れる」「がんばってるね」など、多くの激励・反応がありました。