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わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭

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核兵器のない世界をめざして 1945年8月、広島・長崎に人類史上はじめての原子爆弾が投下され、広島、長崎で約21万人もの尊い命を奪いました。被爆68年目の8月6日、午前8時から長泉院において第48回目となるわらび原爆死没者慰霊鐘つき祭が開かれました。
 開会は原水爆禁止蕨市協議会の杉本憲会長が挨拶し、「45年前に地域から核兵器をなくそうとの願いをこめ、鐘つきをはじめた。国際政治の場では、核兵器廃絶は理想から現実の課題になってきた。一人ひとりが心を合わせ、今こそ核兵器をなくそうとの願いをこめた慰霊祭にしたい」と述べました。続いて、頼高英雄蕨市長が挨拶。蕨市平和都市宣言について触れ、その内容はさらに重要になっていると語りました。また、蕨市が行う様々な記念事業について、東公民館での折りヅルの取り組みや南公民館・中央公民館での原爆パネル展などについて紹介。若い世代にも伝えていくことの重要性を強調しました。
 また、長崎で開催される原水爆禁止世界大会に参加する5名の代表が紹介され、それぞれが決意を表明しました。5人の代表は以下の通りです。
 井澤正八(わらび共済)、中野伸(同)、和澄郁雄(蕨市教職員組合)、鈴木智(日本共産党)、杉本憲(わらび原水協)。
 8時15分になると市のサイレンに合わせて1分間の黙祷をささげ、参加者はそれぞれ鐘つきを行い、被爆者への冥福を祈りました。