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第35回わらび母親大会

TPPに参加したら 私たちのくらしはどうなる?
 9月1日、南公民館において第35回わらび母親大会が開催されました。蕨では毎年夏に開催をされていて、今年も猛暑の中、会場いっぱいの120名の市民が集いました。
 はじめに、小宮富美子実行委員長が「TPPへ参加したら私たちのくらしはどうなるのか、しっかりと学んで決してぶれない運動をつづけていこう。1日たっぷり学び楽しく交流しましょう」と述べました。来賓として頼高英雄市長もかけつけ、防災の日ということで蕨での安全安心のまちづくりをすすめる蕨での様々なとりくみを紹介し、「市民の安全安心に最優先に対応してゆきたい」と挨拶しました。
 今年は、「マスコミが知らせないTPPのホント」と題して、埼玉県平和委員会事務局長の二橋元長氏を講師に講演会が行われました。
 二橋氏は、自由貿易協定をめぐる動きや、そもそもTPPの源流は4カ国からはじまったこと。例外を認めない、関税障壁の完全撤廃、非関税障壁も排除されるというTPPの特徴や、各分野にわたっての問題点をわかりやすく述べました。最後に、TPPに入らないと日本の経済はダメになると言うが、日本の企業ではなく、国民が苦しみ、日本がダメになると指摘。「北海道議会では超党派で反対している。いろいろなところで気づきはじめ、学習会も増えてきている。声をあげ、運動を一緒にすすめていこう」と述べました。会場からは、私たちのとるべき道はあるのか、選挙が非常に大事である、原発の問題はどうかなど、質問や感想が多く出されました。
 昼食休憩では、カレーライスの販売、手作り品や産直野菜、とれたてぶどうの販売などが行われ大変賑わいました。アトラクションとして、土建主婦の会の三味線と太鼓、新日本婦人の会のフラダンスでは会場参加者が踊りに参加するなど大変盛り上がりました。
各団体からの発表では、土建主婦の会は、食卓はどうなるのか、生健会は、TPPの本当の姿、新婦人からはTPP参加がもたらすこと、年金者組合からは福祉切り下げで生活はどうなるのかの発表がありました。
 閉会あいさつでは小宮実行委員長から、「国会ではTPP参加や消費税増税など悪政が暴走している。集まって元気と勇気を出し、皆で学んで力をあわせていきましょう。」と述べ、一日の大会は閉会となりました。日本共産党の志村・山脇各市議も参加し交流しました。