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4月からの消費税増税は中止を!−日本共産党蕨市委員会が公開学習会ー

4月からの消費税増税は中止を!
ー日本共産党蕨市委員会が公開学習会ー

 10月5日、日本共産党蕨市委員会主催の公開学習会の第一弾「4月からの消費税増税は中止を〜日本共産党の政策と見解〜」が行われました。講師は、蕨市在住で「消費税をなくす全国の会」の元事務局長、昨年の総選挙では日本共産党の北関東比例候補としても奮闘した梅村さえこさん(写真)です。
 今回の学習会は、安倍首相が来年4月から消費税を8%に値上げすると宣言した直後の開催でした。梅村さんは、安倍首相の増税「決断」の特徴に触れ、?8兆円もの大増税の一方で「景気対策」として5兆円ものバラマキを行う支離滅裂な内容、?国民には所得税25年、住民税10年という復興増税を課しておきながら、法人分の復興増税を1年前倒しで廃止の矛盾、?これまで法人税を引き下げても賃金が増えずに減ってきた事実、?消費税増税と一体に進められる社会保障の切り下げ計画などの問題点を正面から指摘。また、悲惨な「餓死事件」をふり返りながら、史上最大の増税となる消費税8%の重み、消費税そもそもの重大な問題について訴えました。
 さらに、消費税に頼らなくとも経済危機打開、財政再建を可能とする日本共産党の政策についても、?大企業等の内部留保を活用した賃上げと雇用拡大、?ムダ使いの解消、不公平税制の改革や所得税の累進性を強化、健全な経済成長等での財政再建、?現役世代も高齢者も安心できる社会保障の実現、?内需主導の健全な産業成長戦略などを紹介。最後に、中止への展望について、歴史上「日本でも世界でも税制度をめぐる厳しい戦いが行われてきた」と語り、「勝てそうだからたたかってきたわけではない。目の前にある不条理に対し、たたかいが一歩一歩社会を変えてきた」と強調。「中止に追い込むことは十分可能、矛盾が広がるなか、国民の運動と世論にかかっている」と訴え、学習会を締めくくりました。
 参加者からは、国の借金についての質問や、商店から寄せられた声の紹介、消費税増税と社会保障改悪反対の運動を一体に取り組みたいとの発言、梅村さんの呼びかけに応えて頑張ろうという決意表明などもあり、活発な学習会となりました。初めて参加したという方からは、「第2回の学習会も楽しみにしています」との感想も寄せられています。