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さよなら原発埼玉県民集会 北浦和公園に3千人

主催者あいさつをする田中実行委員長
主催者あいさつをする田中実行委員長
11月24日、「2013さよなら原発埼玉県民集会」が開催されました。主催は、6人の個人と22の団体による同実行委員会。穏やかな晴天の下、会場の北浦和公園には3000人の参加者が集まり、蕨からも志村議員・鈴木議員の他、地域から多くの皆さんが参加しました。
 集会では、主催者を代表して実行委員長の田中熙已・県原爆被害者協議会会長が挨拶に立ち、「安全神話にだまされて54基も原発をつくってきてしまった…全て廃炉にするために力を合わせましょう」と訴えました。全体報告では、はじめに、医師の肥田俊太郎さん(広島で被爆)が「皆さん、一緒に頑張りましょう」と呼びかけ、原爆で放射線の影響と今日の福島原発事故での被爆の問題等について訴え。2人目はルポライターの鎌田慧氏で、広がる原発ゼロの運動について紹介するとともに、今国会で審議されている秘密保護法の危険性についても言及。3人目は東海第二原発差止訴訟について原告団からの報告。どの報告も、原発ゼロこそが責任ある選択であり、その方向で運動や世論が大きく進んでいることを力強く訴える内容でした。
 さらに、「原発を持たず他県の原発に頼っている県だからこそ、真剣に考えなくてはならない」(原発さようならデモ@埼玉・白田氏)等、5人が地域での取り組みを発言。最後に、「…原子力発電に依存するのではなく、原子力発電所を計画的に廃炉にし、再生可能エネルギーへの構造の転換を強く求めます」とする集会決議を大きな拍手で採択しました。
 その後、参加者は脱原発を訴え、浦和駅東口までパレード。沿道では、マンションやビルの窓から手を振る人たち等、多くの激励が寄せられました。