生活保護引き下げ反対の一点で力を合わせよう - 高齢者大会で貧困問題を学ぶ - 市会議員 かじわら秀明
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講演する小林弁護士 |
11月28日にさいたま市民会館うらわで県高齢者大会が開かれ、私は午後の分科会の一つ「広がる貧困、 国民のいのちを守る生活保護を考える」に参加しました。分科会の座長は蕨市生健会会長(埼生連副会長)の浅名勝次氏。講師は、蕨市内で法律相談活動の経験がある、県弁護士会貧困対策本部長代行の小林哲彦氏でした。
小林氏は、貧困問題の現状と題して講演。生活困窮者が激増している事情、年金制度の改悪、生活保護制度の改悪、生活困窮者の闘いについて語りました。その中で、生活保護を申請しにくくする政府の狙いを厳しく批判。本来役所は相談者に対し「よく来ていただきました」と言ってギュッと抱きしめてあげるくらいじゃないといけないと述べ、生活保護法改悪案(12月6日に成立)は、水際作戦を合法化する、保護申請へのいっそうの萎縮効果を及ぼす、との2点を指摘しました。さらに、この8月の生活保護引き下げの審査請求運動を、裁判闘争に発展させるべく準備中であるとの報告しました。
約80人の参加者は、扶養義務について、就学援助との関係、裁判の支援体制についてなど、質疑応答と意見交流をしました。
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