蕨市消防出初式 - 日頃の訓練の成果も披露
となりのビルから被災者を救助する訓練
12日、蕨市消防本部敷地内において消防署員・消防団員参加による消防出初式が行われました。
消防殉職者への黙とうや姿勢・服装点検に続き行われた消防対応訓練では、火災・瓦礫で孤立した要救助者を付近の建物間に渡したロープを使って救助するという設定で、消防職員が状況把握・消火・移動・応急処置・救出・搬送等、緊迫した訓練を披露。また、消防団の可搬ポンプ放水訓練ではきびきした動きで日頃の成果が発揮されました。
この日は消防団員の勤続表彰に続き、小学生防火ポスター展入賞者の表彰も行われました。
頼高市長の講評では、はじめに、消防団員をはじめとする日頃の消防・防災活動に感謝を表明。また、行われた訓練の様子についても「頼もしく感じた」とさらなる期待を述べました。また、東日本大震災被災地への長期職員派遣や今年度で100%となる学校耐震化事業、大田原市との災害時相互応援協定の締結、地域の助け合い強化に向けた防災リーダー研修など、この間の防災等の施策を紹介し、さらに自助・共助・公助を活かした安全安心のまちづくりを進める決意を表明しました。